三芳さんの果樹園日記

理想の自然農業を目指す三芳さん、未来のお客様に、果樹園の日常と作業を紹介します

スダチの摘果を始めました(~6/9)

大阪の梅雨入りはまだらしいけど、
昨日今日の天気を見てると、もう梅雨間近です。

 ワンコと買い物途中の道沿いでは、田植えが始まっていました。
この辺の田んぼは、山沿いにあって、一応「棚田」です。

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でも、周囲に宅地が広がってて、面積も狭く、所々が放棄地になっていて、
全く無名の棚田です。
農家の高齢化も進み、この先、どないなるんでしょう?

さて、うちの果樹園ですけど、
梅を収穫しました。
今年は調子が悪く、収穫出来た木は、たったの3本。
他の木は、実が成らなかったり、害虫にやられて実が落ちたりで、
散々です。
結局、販売したのは小梅だけでした。

    f:id:miyosien:20190609095543j:plain (翠香・鴬宿、2本分が、たったこれだけ)

調子が悪いのはビワも同じで、
袋掛けの数をウンと減らしたのに、1本の樹勢が回復しません。
イノシシで1本、台風で1本、どんどん数が減ってきて、
また1本、枯れるかも。
今年は実が大きいけど、これは「いたちの最後っ屁」かな?
ともあれ、今年はカラスの被害もなく、来週収穫します。

ところで、色々な果物の調子悪さに反して、
虫たちが元気いっぱいです。
この時期、キリギリスがいやに目に付きます。(捕まえて売りに行ったろか)

    f:id:miyosien:20190608210221j:plain(すっかり成長したキリギリス、梅にいました)

キリギリスは雑食性との事。
益虫なんか害虫なんか、わからんけど、ま、別にええか。

今週の作業)
スダチの摘果開始。
チョット早いけど、一回り終えるのに相当時間がかかるので、
今年は今から始めます。
どの木も小さな実がビッシリです。

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この小さな実を、手で間引いていきます。
ド近眼の三芳さん、体を枝の間へ押し入れて、1個づつ欠き取っていきます。
スダチには大小のトゲがあり、体中が、引っかき傷だらけです。
(帰ると、ワンコが手の傷をペロペロ舐めてくれます。うれしいような・きたないような
その上、木は毎年大きくなっています。
これまでは、一日に5~6本こなしていたのに、今年は1本しか進みません。
また、時間との競争です。
ビッシリとかたまっている実をそのままにしておくと、蛾の幼虫が食い荒らします。
早く間引こうと思うのに、遅々として進みません。
いや~、農業って大変ですね。
それにしても、キズが多い。コガネムシが引っかいた跡が目立ちます。
どんどん欠き落としていくと、枝によっては、実が無くなってしまいます。
今年はチョット違うなぁ。

・引き続き、草刈り。
 まだ、約1週間分、残っています。
草の間に埋もれたアズキ・ダイズを避けながらの作業なので、時間がかかります。
草刈りの続きは、三芳さん(息子)の応援に任せます。

レモンも気になります。
ボルドー液を散布したけど、その後どうやろう?
小さな実に、病気は出てないやろうか?
葉っぱに、病気は出てないやろうか? 
色々気になるけど、
今はスダチに集中します。