三芳さんの果樹園日記

理想の自然農業を目指す三芳さん、未来のお客様に、果樹園の日常と作業を紹介します

7月、色々と害虫が増えてきました。(~7/7)

先週、針金でゴマダラカミキリの幼虫(テッポウムシ)を退治しました。
はい、出来たハズです。
う~ん、できたでしょう。
いや、できたかな?

穴に針金を差し込んで突き倒したけど、穴の中を覗いた訳ではないので、
正直な所、半信半疑です。
で、「今週は、チェック・確認」ですが、
雨が続いて、なかなか果樹園に行けません。
雨の合間をぬって、何とかチェックしてます。
今のところは、「効果あり」みたい。
でもチェック中に、新しいカミキリムシが見つかります。
もちろん、即、駆除してるけど、
畑にいる短時間で見つかると言う事は、見逃したやつがいると言う事やわな。
これからも、数日おきにチェックが必要みたいやね。(面倒くさ)

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(チェック中、スダチの根元にリュウノヒゲ発見<写真中央>、ビニール紐と間違えないように!)

テッポウムシに気を取られている間に、新しい害虫も出てきました。

①ジャパニーズビートル(マメコガネ)。
梅、桃、サクランボ、・・・、 それに、我が家のブドウも、
「葉っぱがボロボロ、穴だらけ」です。
小さなコガネムシの集団が集まって、食事しながら男女交際です。
その場で、二匹づつ捕まえて駆除。(虫からみると悪魔やわな)
が、数匹駆除している間に、多数が逃げてしまいます。
その後1~2日すると、またやって来るので、
また、駆除。
これを、2~3回繰り返す内に、来なくなります。
でも、何でやろ?

②ハマキムシ。
うちでは、桃の葉の害虫です。
葉と葉を糸でひっつけて、その中で葉を食べて育ちます。
大きくなるに従って、周辺に移動していきます、
ジーッと見つめてさがします。
そして、アレッと思ったら、
逃がさないように用心しながら、葉っぱを開きます。
見付けたら、即、駆除。
こいつは小さい緑色なので、パッと見、分からへんけど、
手抜きして適当にやってると、葉が無くなってしまいます。

③それと、ハモグリガ、
スダチ・レモン等、かんきつで目立つ害虫です。
小さな幼虫が、葉の中を食い荒らすので、とても見苦しい葉になる上、
食べ荒らした葉から、カイヨウ病・そうか病が発生します。
最近、レモンのカイヨウ病に手こずってるんやけど、
どう対策したらええのか、目下、思案中です。

(作業に夢中になると、写真撮影を忘れてしまいます。忙しくなると、顕著になり、
写真が撮れません。申し訳ない。)

害虫の事ばっかりやと気が滅入るけど、気持ちがなごむ事もあります。

①新しい花が咲きました。
果樹園の隅で咲き出した花は、

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 (ハギ、コオニユリが、咲きました)

ほっと一息、気持ちがやさしくなります。
でも考えてみると、人間って勝手な生き物やね。
いつも自分中心で、気に入らないものは駆除するし、好きなものは大事にする。
しばらく放っとけば、うまい方法が見つかるかも知れんのに、我慢しないで駆除する。
・・・・・。

それはさておき、今年もつくつくと、大根が芽を出しました。

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「こんないっぱい芽を出してしもたら、全滅するやろ」と思うけど、
これが大丈夫で、毎年、新しい大根が出来てます。
暑い夏を前に、何で芽を出すんやろ? 自然って不思議ですね。

②3年立った土佐文旦に、初めて実が付きました。
少しキズありやけど、落果せずに、育ってます。

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  (短い年数にも関わらず、実を付けました。順調です。)

土佐文旦は、ここの果樹園に合ってるみたいで、新しい苗も枯れずに頑張ってます。
(というか、「大丈夫やな」と判断したから、新しい苗を買うたんやけど)

今週の作業
①害虫対策。
テッポウムシ、マメコガネ、ハマキムシ、ハモグリガ。
毎年悩まされてる害虫を、駆除します。
ただ、ハモグリガの駆除方法が決まってません。
発生するのが「この時期に伸びる新しい芽」なので、「新芽を除去して見ようか」と、1本試しました。

②イノシシ対応。
上の果樹園にも、侵入されました。
ここは、カボチャやスイカの花が咲き始めていて、今の内に対策しないと、また全滅させられます。
と言う事で、針金を買うてきて、「侵入されたら、即、補強」を繰り返してます。

③隣地の草刈り。
「まだいいか」と思っている内に、セイタカアワダチソウがどんどん伸びて、背丈ほどになり、どうしようもない荒れ地になりました。
その中に、イノシシの通り道が縦横に走ってます。
「何とかしないと、イノシシの侵入が止まらない」と言う事で、草刈りに掛かりました。急がねば!」

2回目のスダチ摘果、園内外の草刈り、害虫退治、忙しい時期が続きます。
それにしても、天気予報。
大阪市内はここから見えてるのに、雨の降り方・気温が違う。
当たってるような、当たってないような、・・・。