三芳さんの果樹園日記

理想の自然農業を目指す三芳さん、未来のお客様に、果樹園の日常と作業を紹介します

果樹園は、虫たちの恋の季節です。(~3.10)

ダイコンやナバナの本格的なトウ立ちが始まりました。(最初のトウ立ちは無茶苦茶早かったけど、やっぱり狂い咲きやったですね。)
でも開花してるのはまだ1~2本で、満開にはもう少しかかるかな。

 


知ってます? こいつらが咲きだすと「黄・白・緑」が混ざり合って、園内がチョットした絵になるんやで。

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  (↑ だいこんのトウ立ち)          (↑ ナバナのトウ立ち)

ともあれ、今日も園内をあっちこっち見回ります。
この前、キチョウとタテハチョウが飛び回っていたので、まだどこかに居るかなと思いながらゆっくり歩いていると、「おっと、危ない。踏むとこやった」。
足下で赤い虫が動きました。
座って顔を近づけて見ると、てんとう虫です。
でも、なんかダブって見づらいなぁ。
「乱視」のせいかなと思いながらもっと近づくと、
あれっ。2匹が重なってるやん。   おやおや、おじゃま虫。

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そっと離れて見回りを続けます。
あっ、今度は近くにキチョウが止まりました。チョウは直ぐに飛び去ったけど、なんか黄色いものが残ってます。
「なんやろ?」と思って近づくと、キチョウがもう一匹いました。
ははぁ、さっきのは雄で、雌に振られたんやな。
「ま、停まっている内に写真を撮ろう」と近づくと、今度も形がぼけています。
逃げられるのを承知でもっと近づき、写真を撮りました。
写真を見て「なるほど」。    虫たち、春なんですね。

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  (↑ てんとう虫)              (↑ キチョウ)

今週の作業)
・3月初回の「酢・にがり」散布:ゆず、レモン等。「 酢」散布:すだち。

・新しい苗木の植え付け (すだち、文旦、ついでに紅はっさくも1本)
  これまで色々と被害に遭い、所々で果樹が無くなっているので、そこへ新しい果樹
  を植え直しました。
  苗の入手方法は、
  大量の時は「九州の苗木専門店へ注文」、
  少量の時は「府内の店で買い出し」、
  です。
  今回は13本なので、車で買い出しに出かけました。ところが、今年は思いの他に
  難儀。
  初 回は、行く時期が早すぎて「空振り」。売出し時期を確認。
  2回目は、目的の品種がほぼ売り切れてて「6本だけ」購入。次の入荷日を確認。
  3度目は、欲しい品種が見つからず何とか「4本だけ」購入。
  結局2種類3本は、手に入りませんでした。
  苗屋さんいわく、
 「去年の台風で仕入先が被害を受けてて、十分な種類と数が確保出けへんのですわ。
  注文は入れてるんやけど、何が来るかは入ってくるまでわかりまへん。」
  心の中で、
 「何回来さすねん。買うた苗には病気が出てるし。くそ。」
  しかし考えたら、うちの台風被害も大きかったし、被害は何処も一緒なんや。
  しょうがない。

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  (↑ 文旦苗<1年>)         (↑  すだち苗<2年>少し剪定した)
  買えんかった2種類は、来年に持ち越しとしましょう。
  その時には気が変わっているかも知れんけど。